ご挨拶|京滋会について

京滋会会長 中野 雄介

日本公認会計士協会京滋会は、全国16の地域会のひとつとして京都府及び滋賀県で活動する公認会計士を中心に808名の会員・準会員で組織されています。

1968(昭和43)年4月1日発足から50周年を迎えることができました。これも偏に関係各位のご支援ご協力の賜物と厚く御礼申し上げます。京滋会では、50周年を機に決意表明を採択いたしました。決意表明には地域における公認会計士がこれまで実践してきたこと、これからも実践すべきことを盛り込みました。

《決意表明》

一.私たちは、公認会計士としての自覚と誇りをもって行動します
一.私たちは、地域の期待に応えるべく専門性の維持向上に努めます
一.私たちは、地域経済の発展に貢献します
一.私たちは、京滋会の一員として相互の信頼関係にもとづき、京滋会の発展に協力します

公認会計士の専門家としての魅力は、主たる業務である会計監査を軸に、企業の経営や各種団体の運営にかかる実務やアドバイスを基準や計数にもとづいて広範囲にわたって対応できることではないかと考えています。特に、地域における公認会計士はこの実務やアドバイスを通して中小企業や各種団体の良きパートナーとして根付いており、行政からの包括外部監査人や各種委員への就任要請にも継続的に応えております。
最近では一定規模の社会福祉法人や医療法人に対しても会計監査が制度化されましたが、この会計監査を担うのは紛れもなく地域における公認会計士です。
また、企業や各種団体における役員への就任や組織内での実務対応にも公認会計士が求められるケースが増えており、社会からの公認会計士への期待の高まりは、業務の広がりへと着実につながっております。

一方で、公認会計士を目指す人の数が伸び悩んでいます。その主な原因は、主たる業務である会計監査の魅力が失われつつあることやAIにその業務が奪われるかのような誤解にあると思います。会計監査人の責任が問われる大きな事故が起こるたびに業界として行政、財界の協力を得ながら制度改革を断行してきました。
しかし、それが監査現場に過度な負担を課すことになり、魅力と責任のバランスが崩れているように感じます。

会計監査は、日々変化する経済環境の中で競争に勝ち抜き、成長し、生き残っていこうとする企業の実態を把握し、会計以外の幅広い知識や経験も含めて企業の実態と会計情報の整合性を判断する業務です。むしろ、定型単純業務はAI等を活用して監査現場の負担を軽減し、判断業務やコミュニケーションに限られた時間を割けるようにすれば、主たる業務である会計監査の魅力も回復するはずです。

また、それと同時に地域における公認会計士は、生き生きと活躍して社会に貢献している姿を示すことで、公認会計士の魅力を世の中に発信すべきです。そうすることによって公認会計士を目指す人の数が増えれば幸いです。

また、会計は世界的に共通する言語のようなもので、公認会計士であれば、国が違えども決算書を読み解くことはさほど難しいことではありません。すなわち国際的に活躍できる素地が公認会計士には備わっていると言えます。昨今では中小企業といえども海外進出している企業も珍しくなく、そういった企業のサポートでも大いに公認会計士の活躍する場が広がっています。

公認会計士は会計監査を軸としながらも多種多様なフィールドで活躍する素地があります。
社会からの信頼、期待に応えて、公認会計士の強みをさらに磨いて、引き続き地域社会に貢献できるよう活動していきますので、ご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

京滋会会長 中野 雄介
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